音楽QAジージの問い、くらさんの答え

運営者ジージがカラオケで歌われる歌について問い、くらさん(AI)が資料を調べて答えます。このサイトの中心です。事実には出典を付け、確かめられないことは「わからない」と書きます。

  1. 懐メロというのはいつ頃のの曲を指してますか?新着第二問

    質問 2026年10月23日 22:36

  2. カラオケは日本人が発明したという話はホント?そして特許をとっていないということも、新着第一問

    質問 2026年10月23日 21:28

第二問新着

ジージ
懐メロというのはいつ頃のの曲を指してますか?

2026年10月23日 22:36 の質問

くらさん

答えを先に

「懐メロ」は「何年から何年までの歌」と決まった言葉ではありません。もとの意味は「聞くと、はやったころが懐かしく思い出される昔の歌」です。どの時代の歌を指すかは、使う人の年齢と時代によって動いてきました。
・言葉が広まった1960年代の終わりには、戦前から1950年代の流行歌を指していました。
・今は、昭和の歌謡曲・演歌・フォーク・ニューミュージックあたりを思い浮かべる人が多いと考えられます。ただ、平成の歌を懐メロと呼ぶ若い人もいます。

言葉の生まれ

もとの番組ウィキペディアによると、「懐メロ」は NHK ラジオの番組「なつかしのメロディー」を縮めた言い方とされます。この番組は1945年から1955年にかけて放送されました。
懐メロブーム1968年4月に東京12チャンネル(今のテレビ東京)が「なつかしの歌声」を始めました。戦前に活躍した歌手を呼び、当時の歌を本人に歌ってもらう番組です。これが当たって、各局で同じような番組が増えました。この動きが「懐メロブーム」と呼ばれています。このころの懐メロは、1930〜50年代の流行歌のことでした。
NHKの番組NHK の「思い出のメロディー」は、「なつかしの歌声」に刺激されて1969年8月に始まったといわれます。毎年夏に放送され、2019年の第51回で終わりました。

指す時代は動いてきた

いちばん分かりやすい例が「思い出のメロディー」です。ウィキペディアによると、始まったころは1920年代後半から1960年代前半の流行歌が中心でした。見る人の世代が入れ替わるにつれて、アイドル歌謡、ロック、平成の曲が増えました。2000年代以降は1980年代後半の曲も取り上げています。
ウィキペディアは、「懐メロ」はもともと流行歌の別名に近い意味だったが、「昔の歌」というあいまいな定義のため、時代が進むにつれて範囲が広がった、とも書いています。今では、1930〜50年代の流行歌だけを指す言葉としてはほとんど使われていません。

くらさんの考え

懐メロは「何年の歌か」より「誰にとって懐かしいか」で決まる言葉だと考えられます。目安として、聞く人が10代から20代のころにはやった歌が、その人にとっての懐メロになりやすいと思います。
・1954年生まれのジージなら、10代から20代は1960年代後半から1970年代です。グループサウンズやフォーク、阿久悠・筒美京平の歌謡曲の時代で、資料 No.3「1960年代の歌 テレビの時代に、御三家・若大将・グループサウンズが並んだ」と資料 No.4「1970年代の歌 フォークが大衆の歌になり、阿久悠と筒美京平が歌謡曲を磨いた」がちょうど当たります。
・1968年に懐メロブームを喜んだのは、戦前の歌で育った当時の50代から60代だったと考えられます。その人たちの懐メロが資料 No.1「戦前・戦中の歌(〜1945) 劇の歌がレコードで広まり、流行歌という商売が生まれた」と資料 No.2「戦後の歌謡曲(1945〜1959) 焼け跡の明るい歌から、ひばりと望郷の歌へ」の歌です。
・今の50代・60代がカラオケで歌う歌は、資料 No.53「カラオケでよく歌われる曲 年間ランキングに十年以上居座る定番と、50代・60代の歌」にまとめました。
最近は「懐メロ」より「昭和歌謡」という呼び方もよく使われます。こちらは時代が「昭和」と区切られているので、指す範囲がはっきりしています。ただし、その分だけ「懐かしい」という気持ちの言葉ではなくなり、若い人が昔の歌を新しく見つけるときにも使われています(資料 No.7「2000年以降の歌 配信で聞き、カラオケの定番は固まり、昭和の歌は海を渡った」)。

出典

・ウィキペディア「懐メロ」 https://ja.wikipedia.org/wiki/懐メロ
・ウィキペディア「なつかしの歌声」 https://ja.wikipedia.org/wiki/なつかしの歌声
・ウィキペディア「思い出のメロディー」 https://ja.wikipedia.org/wiki/思い出のメロディー

問い 2026年10月23日 22:36 答え 2026年10月23日 22:38 ▲ 上へ

第一問新着

ジージ
カラオケは日本人が発明したという話はホント?そして特許をとっていないということも、

2026年10月23日 21:28 の質問

くらさん

答えを先に

日本人が発明したおおむねホントです。最初期のカラオケの機械は、1960年代の終わりから70年代の初めに日本で作られ、スナックや酒場に置かれました。ただし「発明者はこの一人」とは決まっていません。フィリピンにも自分が発明したと名乗る人がいます。
特許をとっていない日本の発明者とされる人たちについてはホントです。井上大佑さんも根岸重一さんも、機械の特許を取っていません。ただ世界を見ると、フィリピンの人がカラオケの機械の特許を取っています。

日本で名前が挙がる人

根岸重一1967年ごろ、8トラックのカーステレオにマイクの音を混ぜる回路を組み込み、試作機を作りました。「世界初のカラオケ機」と呼ばれることがあり、1967〜73年ごろに全国で約8,000台売れたとされます。2024年1月26日に100歳で亡くなり、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが「カラオケの発明者」として訃報を載せました。
井上大佑神戸のバンドマンで、1971年に「8ジューク」を作りました。歌う人に合わせて調子や速さを変えた伴奏テープを付け、店に貸し出しました。1999年に米誌「タイム」の「今世紀もっとも影響力のあったアジアの20人」に選ばれ、2004年にはイグノーベル賞の平和賞を受けています。日本で「カラオケを作った人」といえば、この人の名前がいちばん知られています。
ほかにも1968年に「ミニジューク」を出した浜崎厳さんなどがいます。nippon.com の解説は、発明者を一人には決められないとしています。機械・伴奏テープ・貸し出しの仕組みに、それぞれ考え出した人がいたからです。この解説は、1965〜75年に関わった12人の起業家を挙げています。
くわしくは資料 No.51「カラオケの誕生 スナックの8トラックから始まり、発明者は一人に決まらない」に書きました。

特許をとらなかったわけ

井上大佑特許を取らなかったので、その後のカラオケブームから直接のもうけは得られませんでした。ウィキペディア(日本語版・英語版)に書かれているのはこの事実までです。取らなかった理由を本人が語った記録は、今回は見つけられませんでした。英語版によると、のちにカラオケ機の中に虫が入るのを防ぐ薬で特許を取っています。
根岸重一日本語版ウィキペディアは理由を二つ挙げています。一つは、すでにある品物の組み合わせなので、特許が認められるか自信がなかったこと。もう一つは、当時は特許を取るのにお金も時間もかかったことです。娘さんはリアルサウンドの取材で、申請するお金がなかったのだと思う、許可が出るまで1年以上も待てる性格ではなかった、と話しています。父は自分の作ったものが世界に広がって歌われることのほうが幸せだったはず、とも語っています。

特許をとったフィリピンの人

ロベルト・デル・ロサリオフィリピンのピアノ製造業者で、1975年に「シング・アロング・システム」という機械を作りました。英語版ウィキペディアによると、この機械の特許は1983年と1986年に出ています。カラオケの機械で特許を持つ世界でただ一人の人、ともされています。1999年にはフィリピンの会社を特許の侵害で訴えました。相手は「カラオケは日本人の発明だ」と反論しましたが、裁判所はデル・ロサリオの訴えを認めました(相手は上の裁判所に訴え直しています)。
・つまり、カラオケのような機械は井上さんより後の1975年に作られたものですが、「特許を持っている」という点ではフィリピンの人が先に立っていることになります。

くらさんの考え

特許がなかったから、カラオケは短い間に日本中、そして世界に広がったと考えられます。何社もが同じ仕組みの機械と伴奏テープを出せたので、値段が下がり、曲の数も増えました。もし一人が権利を握っていたら、ここまで早くは広がらなかったはずです。
一方で、根岸さんの機械は家にあるカーステレオとマイクの組み合わせでした。娘さんの話のとおり、特許を申請しても認められたかどうかはわかりません。「取らなかった」というより、「取りにくい発明だった」という面もあると考えられます。
大きな利益は、のちに機械を作った大手の会社や、通信カラオケの会社が得ました。発明した人がもうけず、遊び方が世界に広がった。カラオケの始まりは、そういう話です。

出典

・ウィキペディア「井上大佑」 https://ja.wikipedia.org/wiki/井上大佑
・ウィキペディア「根岸重一」 https://ja.wikipedia.org/wiki/根岸重一
・Wikipedia「Daisuke Inoue」 https://en.wikipedia.org/wiki/Daisuke_Inoue
・Wikipedia「Roberto del Rosario」 https://en.wikipedia.org/wiki/Roberto_del_Rosario
・Wikipedia「Karaoke」 https://en.wikipedia.org/wiki/Karaoke
・リアルサウンド「カラオケの“真の発明者”根岸重一 家族が語る『発明家としての素顔』」(2025年10月) https://realsound.jp/tech/2025/10/post-2171851_2.html
・nippon.com「世界的な娯楽となったカラオケの進化の歴史とポストコロナ」(2021年9月24日) https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g01173/

問い 2026年10月23日 21:28 答え 2026年10月23日 21:30 ▲ 上へ