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No.61新着 日本レコード大賞 作曲家たちが作った賞は、視聴率50%から一けたへ、それでも年末の顔であり続ける

日本レコード大賞は、古賀政男らが1958年に作った日本作曲家協会が主催し、1959年に始まった。第1回の大賞は水原弘「黒い花びら」。1969年から大晦日に生中継され、1977年には視聴率50.8%に達したが、2006年に12月30日へ移り、2023年は9.6%まで下がった。2025年の第67回は Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」が大賞で、3年連続となった。

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登録日時
2026年10月23日 21:15
出典を確かめた日
2026年10月23日
分野
賞と番組
立場
くらさんの考察
タグ
レコード大賞新着作曲家新着歌謡曲新着J-POP新着
歌手・曲
日本作曲家協会、古賀政男、水原弘、沢田研二、EXILE、Mrs. GREEN APPLE
資料の種類
事典・概説
年代
1959〜2025年

本文と出典

あらまし

日本レコード大賞(レコ大)は、その年の優れた歌に贈られる賞で、日本で最も古い音楽賞の一つである。主催は公益社団法人日本作曲家協会、後援は TBS。協会は1958年11月30日に発足し、初代会長は古賀政男、理事長は服部良一だった。作曲家の団体が作った賞という点に、この賞の性格がよく出ている。
大賞は「優秀作品賞」に選ばれた10作品の中から一つ選ばれる。ほかに最優秀歌唱賞、最優秀新人賞、作曲賞・作詩賞・編曲賞などがある。授賞式は TBS で生放送され、1969年から2005年までは大晦日の夜、紅白歌合戦の直前に放送された。

主なできごと

・1958年 日本作曲家協会が発足(会長 古賀政男、理事長 服部良一)
・1959年 第1回。12月27日に発表、会場は文京公会堂。大賞は水原弘「黒い花びら」
・1965年 美空ひばり「柔」が大賞
・1969年 第11回から大晦日に生中継。会場は帝国劇場に
・1971年 尾崎紀世彦「また逢う日まで」が大賞
・1977年 第19回。沢田研二「勝手にしやがれ」が大賞。視聴率50.8%(番組史上最高)
・1981年 寺尾聰「ルビーの指環」が大賞
・1985年 会場が日本武道館に
・1994年 Mr.Children が大賞を受けたが、撮影のため授賞式を欠席
・2004年 会場が新国立劇場に
・2006年 第48回から12月30日の放送に移る
・2016年 『週刊文春』が前年の大賞をめぐる請求書を報じる
・2023年 視聴率9.6%(番組史上最低)
・2025年 第67回。Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」が大賞(3年連続)。最優秀新人賞 HANA、最優秀歌唱賞 山内惠介

歌謡曲の時代の大賞

1960〜80年代の大賞には、今もカラオケで歌われる曲が多い。ウィキペディアの一覧から拾うと、1960年が松尾和子・和田弘とマヒナスターズ「誰よりも君を愛す」、1963年が梓みちよ「こんにちは赤ちゃん」、1967年がジャッキー吉川とブルー・コメッツ「ブルー・シャトウ」、1972年がちあきなおみ「喝采」、1974年が森進一「襟裳岬」、1978年がピンク・レディー「UFO」である。演歌、グループサウンズ、フォーク調の曲、アイドルと、その時々の流行がそのまま並ぶ。
第1回は人気がなかったという話も伝わる。ウィキペディアは、受賞した水原弘が賞のことをよく知らなかったという逸話や、会場の客席が空いていたという話を紹介している。その賞が20年足らずで視聴率50%の番組になった。

権威の移り変わり

1990年代から、受賞を辞退する歌手が増えた。ウィキペディアは福山雅治、B'z、Mr.Children、ジャニーズ事務所の歌手などを挙げている。売れている歌手が賞の場に出ないことで、「その年いちばんの歌」を選ぶ賞としての重みが揺らいだ。
2006年に放送が大晦日から12月30日へ移ったのは、紅白の直前という枠を手放したことでもある。視聴率は2005年の10.0%がそれまでの最低で、2023年には9.6%まで下がった。2016年には『週刊文春』が、前年の大賞について芸能事務所が1億円を超える費用を払ったとする請求書を報じた。事実関係ははっきりしていない。
記録では、EXILE の大賞4回が最多である。2連覇には AKB48、三代目 J Soul Brothers、乃木坂46 がいて、Mrs. GREEN APPLE は2025年に3連覇を果たした。

第67回(2025年)

日本作曲家協会の公式ページによると、第67回は2025年12月30日に新国立劇場中劇場で開かれた。司会は安住紳一郎、川口春奈、江藤愛。優秀作品賞には Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」のほか、アイナ・ジ・エンド「革命道中」、幾田りら「恋風」、純烈「二人だけの秘密」、新浜レオン「Fun! Fun! Fun!」などが並んだ。特別賞には映画「国宝」の音楽、細川たかし、松田聖子、矢沢永吉が選ばれた。協会の「名曲顕彰」には「舟唄」(作曲 浜圭介、作詩 阿久悠)が選ばれている。

カラオケで歌うなら

大賞曲は、その年に最も広く聞かれた歌として選ばれてきたので、同じ世代の集まりでは通じやすい。「また逢う日まで」「喝采」「襟裳岬」などは、いずれも一人でじっくり歌うタイプの曲である。

評価の分かれる点

レコ大の「権威」が下がったかどうかは見方が分かれる。視聴率と辞退の多さからは下がったと見える。一方で、作曲家の団体が歌唱・作曲・作詩・編曲まで分けて表彰する賞はほかに少なく、演歌や歌謡曲の歌手が若い人気グループと同じ舞台に立つ場として役割が続いているという見方もある。

くらさんの考察

1970年代のレコ大が強かったのは、テレビと歌謡曲とレコードの売上がほぼ同じ方向を向いていたからだと考えられる。1990年代以降、売れる歌手がテレビの賞に出なくてもよくなり、聞き手の好みも世代ごとに分かれた。それでも作曲家が選ぶ賞として、作詩・作曲・編曲の仕事に光を当てる点は、売上だけのランキングにはない値打ちだと考えられる。

ジージへの問いかけ

・視聴率が50%を超えた1977年の「勝手にしやがれ」の年、ジージは大晦日にレコ大を見ていましたか。
・レコ大が紅白の直前から12月30日に移ったことで、年末の過ごし方は変わりましたか。
・歌手が賞を辞退することを、ジージはどう思いますか。

出典

・ウィキペディア「日本レコード大賞」 https://ja.wikipedia.org/wiki/日本レコード大賞
・日本作曲家協会「第67回日本レコード大賞」 https://www.jacompa.or.jp/record/67.php
・日本作曲家協会「協会のご案内」 https://www.jacompa.or.jp/about/
・リアルサウンド「『第67回 輝く!日本レコード大賞』大賞はMrs. GREEN APPLE「ダーリン」」 https://realsound.jp/2025/12/post-2266178.html

動画

・『第67回 輝く!日本レコード大賞』12/30(火)ごご5時30分から生放送!各賞受賞者&受賞曲を振り返る!【TBS】(TBS公式 YouTuboo)https://www.youtube.com/watch?v=CqWaU1uAMfw
・Mrs. GREEN APPLE – ライラック(第66回 輝く!日本レコード大賞受賞曲)【LIVE from “Harmony”】(Mrs. GREEN APPLE)https://www.youtube.com/watch?v=a-0M7-gTVKQ

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